木のマンションリノベーション工事日記③

今年も刈谷産業まつり2019に参加させて頂きました。
立ち寄ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。

産業まつりの様子。

ここでのオススメは、刈谷市民休暇村のある長野県下伊那市下條村のリンゴです。

とても新鮮で様々な品種のリンゴを、スタッフの方が丁寧に説明してくてます。しかもお値打ちで、もちろん凄く美味しいです。
初日は人気の「ふじ」は完売していました。
また、農業まつりに出店されるとの事です。気になる方は足を運んでみてください。
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工事日記③

解体が終わると次は、水道配管や電気配線の設置になります。

これらの部分は床下や壁の裏側になり、仕上げの材料を張っていくと見えなくなる部分です。

解体直後の水道配管の様子。
旧浴室•トイレ•洗面所。一番水道配管が集まっている場所です。

 

 

 

今回のリノベーションは※スケルトンの状態まで解体したので、水道配管・電気の配線を可能な限り新しいものに交換し新しい間取り位置に配管・配線していきます。

※スケルトン⇒建築では、構造体部分以外を全て取り去り空っぽにしてしまう事

古い配管の撤去中。
こちらのマンションは、21年前に今と同じさや管ヘッダー工法でした。
当時としては珍しいと思います。
緑色の○印がさや管、赤色○印がヘッダーです。
※さや管ヘッダー工法⇒ 樹脂製のさや管の中に、本来の給水管を通す二重構造の配管工法のことで、ヘッダーと呼ばれる給水・給湯を一元的に分配するユニットから、各水栓まで供給されることです。
優れた点はヘッダーから各給水栓まで途中に分岐がなく、複数の水栓を同時に使用した場合でも、水量変化が少なく、安定した給水給湯量が得られます。
撤去した配管。色がついている管が“さや管”です。この中に水道管に通します。
青は水、オレンジは湯、黄緑は追い焚き配管です。
こちらはPS(除湿型放射冷暖房)の配管です。
水道屋さんの親方が、ろう付けで配管していきます。
ひと昔前の温水は、この管でした。
接合する素材よりも低い温度で溶ける「ろう(素材)」を使い毛細血管現象で浸透させ、冷却し接合する方法。
カミヤスタイルのPS配管は被覆銅管を使用してロウづけで接合していきます。
PSの配管は断熱材を巻いて、水温が上下しにくいようにしていきます。
排水管設置の作業風景です。
排水勾配をしっかりとって配管していきます。
パイプの上にあるのが、排水勾配を計測する排水勾配器です。
最終チェックの為、今回購入。自分でもチェックしました。
トイレ配管φ100mmの上で測定、1/100勾配で配管してあるのを確認しています。
使用する場所によって、管径と勾配は変わります。

今回は、なかなか普段は見ることのない床下の配管工事の様子をお伝えしました。
工事を進めていくに従って見えなくなる所だからこそ、細かく確認して丁寧な仕事にこだわり続けています。