【マンションリノベする前に知っておこう】建物構造の話
ゴールデンウィーク、皆さんはどうお過ごしでしたか?
私たち夫婦は断捨離をしていました。
結婚して25年節目の年でもあるので丁度よい時期でした。
今まで名残惜しくて捨てられなかった懐かしい数々のモノを想い出を振り返りつつ、思い切って処分したり、忘れていたものや無くしたものがで出来たり・・・。
知らず知らずのうちに物って増えていきますね。
歳を重ねてきたので、なるべくシンプルに暮らしていきたいと思うようになりました。
あっという間にゴミ袋の山になりました💦
そもそも、リノベーションできる構造、できない構造ってあるんだろうか?
マンションで主要な3つの構造を解説していきます。
S造(鉄骨造)

マンションでは少ない構造で大空間が必要な工場や倉庫、体育館などに多い。
RC造(鉄筋コンクリート造)

いくつもの鉄筋を組んでその周りに型枠をつくり、コンクリートを流し込んで固めた柱や梁で建物の骨組みを造る。
耐震性とコストのバランスが良い。
RC造は簡単に分けると「ラーメン構造」と「壁式構造」があります、続きは後ほど。
SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)

RC造よりも耐震性が高く、尚且つ 柱・梁を細くできるので部屋の空間が広くできますがコストが高い
RC造の2種類の構造
ラーメン構造
戸建て住宅でいうと木造軸組工法を想像していただくと分かりやすいと思います。
木の柱や梁が鉄筋や鉄骨になっているイメージです。
柱・梁で建物を支えているので壁をすべて取る事ができる、その分、柱・梁は大きくなるので天井の梁などは圧迫感を感じるかもしれません。
最近は、この柱や梁の出っ張りを少なくする工法も登場しています。
ラーメン工法の良い所は、間取りの自由度の高さです。
分譲マンションの新築では絶対に無いようなワンルームもOK、空間の中に柱がないので間取りの自由度はかなり高いのが特徴です。
壁式構造
柱や梁ではなく、面状(パネル)の壁で建物を支える工法、戸建て住宅で例えると2×4のイメージです。
建物階数も5階以下の低層マンションに多い。
壁式構造でのリノベーション
壁で建物を支えるので、耐震性が高く柱や梁の出っ張りなどが無くスッキリとしています。
リノベーションを考える場合、壁で構造を支えているので壁を壊すことができず、ラーメン構造に比べ間取りの自由度低くなります。
ワンルームなどの大空間はつくれませんが、柱・梁の出っ張りは少ないので室内を広く使えます。
では、壁式構造は制約や自由度が少ないから思い通りのリノベーションは無理?
いえいえ、そんなことはありません!
自由度が少なくても、暮らしの設計で壁を壊せない制約があっても心地よい空間にすることが出来ます。



上の写真は工事させて頂いた現場の写真になります、壁式構造です。
同じ場所で撮った写真になりますが、制約のあると言われる壁式マンションでもここまで変えることができました。
今回、構造に関係のない間仕切りの為の壁を壊すと、想像以上に広々とした間取りが実現!
施主様の暮らしに寄り添った間取りと空気の流れや冷暖房設備、自然素材を使っての、今までとは違う生活スタイルになりそうです。
😃間取りについてのブログは、こちらへ「マンションリノベーションで何が出来るの?」
マンションリノベーションをお考え中の方は、ネットなどで様々な情報に触れ「一体何が正しい情報なの?」と迷うことも多いと思います。
全ての情報を鵜呑みにせずに、是非気になった造り手にお聞きして下さい。
経験を踏まえた良いアドバイスを頂けると思います。
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