木のマンションリノベーション工事日記⑦ ~杉無垢フローリングの話~
木のマンションリノベーション工事日記⑦ 〜杉無垢フローリングの話〜
今回は遮音床(二重床)の上に張る、仕上げ床のお話です。
床材料は全体に使用し面積も大きい分、家のイメージを決める大切なところ。
また床の材料に何を採用しているかで、どのような家づくりをしている造り手か分かるような気がします。
無垢フローリングは手入れが大変だと思っている方も多く、お手入れの簡単な木目プリントの複合のフローリングを採用される方もいると思います。
造り手側も見た目は変わらないと、お手入れの簡単な木目プリントの複合フローリングを安易に施主に勧めたりします。
そのほうが造り手側もが施工しやすく、お手入れが簡単なため引き渡し直後のクレームも少なくすることができるからです。
ですが、正直本物の木材には全く敵いません。
家はずっと暮らしていくところ、10年、20年月日が経つとプリント合板のフローリングは貼り付けてあるシートの表面が剥がれたり、堅いものと落としたりするとプリントを突き抜け下地の合板が見えます。
もちろん無垢のフローリングも凹んだりしますが無垢は凹んだ奥も無垢材です。
本物の素材は傷が住み手の味となり、本物の素材だからこそ経年劣化も楽しめるのです。
また、浅い傷や汚れが気になるようならペーパーで削れば目立たなく出来ますし、無垢材ならシートのように張り付けていないので剥がれることもありません。
数年で新品に変えられるものならプリント合板フローリングでもいいでしょうが、床は一度張ればそう簡単に張り替えできるものではありません。
暮らしを大切したい方にこそ新築、リノベーションの際は自然素材を選択肢に入れてみて下さい。
今回は約80㎡の床面積を杉材で施工します。
搬入した材料を部屋に置いておくだけでも、幸せな杉の香りに包まれてきます。
カミヤスタイルのマンションリノベーションで使用する床材は樹種は杉、厚さ30ミパネルです。
【カミヤスタイルで30㎜の杉三層パネルを使用する理由】
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ジャストフロアとの複合上げ床にすることで、必要とされる遮音性能を確保しています。 ➡詳しくはこちら
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素足に気持ちよく、フラットでなめらかな足触り、やさしい香りや質感・木目を五感で楽しめます。
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本物の木が持つ作用
→体内時計の調節作用、睡眠の質の向上、体の安定、鎮静、集中力を高める作用も研究で確認されています。
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湿度の調整→湿気を吸放出すことによって室内の湿度を安定させ、カビやダニの発生を抑える作用があります。
初めて、この部屋に訪れる方は玄関ドアを開けた瞬間木の香りに包まれびっくりされると思います。
木の香りが強すぎるのでは?と思われる方もいるでしょうが、香りには次第に慣れてきます。
ずっとここで仕事をしている私は慣れてしまい、もう少し香ってほしいと思うくらいです(笑)
また床材にはナラ、タモ、チーク、ウォルナットなどの広葉樹も多くあります。
堅い材料で表面が傷つき難いという利点もあるのですが、表面は冬とても冷たく、スリッパ無しではとても歩けません。
自宅では素足で気持ちよく歩きたいと思う私は針葉樹の杉のほうが暖かく足触りもサラッとして気持ちが良いと思います。
【仕上げ床の作業】・・・床作業は張り始めの基準を決めることから始まります。
◆マンションリノベーションで杉無垢フローリングを施工しています。
😆図面と画像でイメージしてみてください。
杉無垢フローリングの雰囲気を少しは感じて頂けたでしょうか?
何とも言えない肌触りと香りをお届けできないのが 残念ですが・・・😢
これからもひとつひとつ、丁寧な仕事をしていきます✨
◆現場見学受付について
愛知県独自の緊急事態宣言が出された為、カミヤスタイルの「🌲木のマンションリノベーション」現場見学の受付を休止しております。
今後の予定は、Instagram、Facebook、ホームページなどでお知らせ致します。
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