工事日記 〜雨漏りのご相談〜

10月だというのに、日中はジリジリするような暑さが続き、暑がりの私はまだ空調服が手放せません(笑)

最近はマンションリノベーション工事が中心のブログですが、他の工事も紹介していきたいと思います。

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雨漏り工事 名古屋市にて

OBのお客様からのご紹介で、雨漏りに困っているというお話を頂き、昨年から時期や症状をみながら工事をさせて頂いております。
(昨年からの工事を含みながらUPしています。)

輸入住宅を新築後、建てた会社とは別の業者さんが外壁の全面張替え工事を行った後から雨漏りする様になったという事でした。

いつも雨漏りするのではなく、北東の風雨が強い時のみ症状が表れるとお話をお聞きしました。

◆現場確認

室内から見た天井、酷い時は洗面器で受けるくらい雨が落ちてきます
色のグレーかかっているのが雨染み。
水分によって、天井のクロスがめくてれいます。
ショートするのが怖いとの事で照明をつけていないのだそうです。
天井の一部を空けて、中の様子を見ました。
取り外した天井の裏側。
はっきりと雨染みが・・・。
少し濡れていました。
断熱材も・・・。
家の気密性が高い分、濡れたら乾きづらいです。

現場確認後、お客様には雨漏り工事は原因の特定が非常に難しく、一度の工事では症状に改善ができない事がある可能性がある事と、屋根・壁・などが複雑に絡むので費用もかかるという事を正直に説明させていただき了承を受けて工事開始となりました。

◆屋根工事

屋根工事解体中。
輸入瓦で同じ物が手に入りにくい為、丁寧にめくっていきます。
父の代から何十年とお世話になっているベテラン瓦屋さんです。
息子さんも後を継いでいるので頼りになります。
雨漏りの相談にものって頂いてます。

◆インナーバルコニー

塗装が剥がれて、カビています。
もちろん、壁部分を剥がして貼りなおし、防水工事もやり直しします。
インナーバルコニーの外壁を剥がした所。
雨が防水紙を通りこして侵入し、下地を腐らせて成人男性の拳くらいの大きさの穴が開いています。
ジョイントのコーキング切れや釘穴からの漏水ではないかと思います。

◆外側を確認

下屋の谷樋部分をしたから見た所。
鼻隠し(サイディング)が腐ってカビています。
雨水が屋根の防水紙の内側に侵入して腐らせていると思います。
鼻隠しを一部剥がした所。
下地材も腐っています。
押すとブヨブヨでした。
出来る限り解体して、新しいもの交換します。

今回は、交換前の状態をUPしました。
次回は交換後をUPします。

現在も、雨の日はお客様に状況をお聞きしたり、現場にお邪魔して様子をみながら工事を続けている状態です。
何とか、早く安心して暮らしていただけるように。

雨漏りは、放置しておくと建物の劣化をどんどん進めてしまいます。
信頼できる工務店などに相談して、早めの対処が必要です。