マンションリノベーション 暮らしを整える設計の話

理想の暮らしを求めて

昨年からのコロナ禍でリモート勤務や外出の自粛と、以前よりも家で過ごす時間が増えました。

新しい生活様式の中で、これからの人生の過ごし方や、暮らし方を考えるキッカケになった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

また、家族構成や生活スタイルの変化、年齢を重ねることによる時間の使い方の変化、物事への考え方が変わったことで、今の環境や住まいが理想の暮らし方ではないことに気がついて

「今の暮らし方を変えて、理想の暮らしに近づきたい。」

そうお思いの方もいらっしゃるのではないかと思います。

でも、そうするにはどうしたらいいか?

そのヒントは「住まいの環境を変えてみること。」にあるかもしれません。

普段の生活の場である住環境を変えるリノベーションは、理想の暮らしに近づく方法になります。

今回のマンションリノベーションは定年後理想の暮らしを求めて、住む場所、住まいを変える選択をされたお客様のお話です。

これからリノベーションをお考えの方にとって、きっと参考になると思います。

 

お客様との出会いは以前のブログで

 

設計で本当に大切なこととは。

リノベーションのスタートは、お客様のご自宅にて実際の暮らしをぶりを見させて頂くことから始まります。

ご自宅にお伺いして、今の生活のご不満や理想の暮らしのことを、その場所で暮らしている方と同じ目線、肌感覚で感じて実際にお話を聞きしなければ、こちらもそのお気持ちを汲み取れません。

住まい手との感覚を合わせる。

そのことは暮らしを大切にする設計、これからの工事を進める上でいちばん重要なことです。

一戸建てでも、マンションでも現地に一度も訪れずに敷地図だけで設計される方がいます。

もちろんそれで設計はできますし、造り手側の効率は良いでしょう。

しかし、その敷地やマンションのお部屋は外とのつながりを持ってそこに存在しています。

例えば、遠くに見える風景、お隣の樹木や窓、電柱の電線、人や車の流れ。

隣家の影がどうか、もしかしてビルの影になる時間帯もあるかもしれません。

マンションも同じです。低層階では手の届きそうなところに緑があって身近に自然の季節感が感じられたり、高層階では遠くの山や夜景を楽しめることも大きな魅力になることもあります。

2階のお部屋が花見のベストポジションだったりします
2階のお部屋が花見のベストポジションだったりします

逆に何も良い景色が無いことが分かれば、実際に自分で緑を置いて心地良い雰囲気を作れば良いのです。

光の入り具合や風の通りなども各部屋ごとに違うでしょう、一つとして同じものはないのです。

また、ずっとそこに暮らしていると、それが当たり前の日常になってしまい、住んでいるご本人達は意外に、その部屋の良いところに気がついてないこともあったりします。

ときには第三者の意見を聞いてみることも、とても大切です。

また、マンションは新築時、高層階の方が高価格で販売されますが、価格が高いほど暮らしやすいかというと実際にはほとんど関係ありません。

かえって低層の階の方が樹木などの緑を借景として窓から取り込むことができ、緑と共に暮らしたい人にはこちらの方が心地良く暮らせたりすることもあります。

暮らしに関心のある設計者が実際に現場に訪れ、五感で感じて外とのつながり、その部屋の持つ魅力や個性を見つけてプランニング、暮らし方を提案する。

当たり前の話ですが、カミヤスタイルのマンションリノベーションは住まい手と目線を合わせて考えること。

そこからはじまります。


あなたの住まいは誰が設計してくれたでしょうか?

そして、その方は現地に来てその敷地、部屋の魅力を見つけて、あなたにプランだけでなく暮らし方を提案してくれましたか?

あなたの希望を詰め込むだけの設計で、暮らし方の提案をせず御用聞きのような設計者ではありませんか?

 

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