木のマンションリノベーション ~大切な遮音(二重床)の話~

3月になると、これからどんどん春になってくるな~🌸と例年なら気分的にも明るい季節ですが、今年はいつもと違う春になりましたね

先が見えなく不安ですが、とにかく自分で出来るうがい・手洗いなどはしっかり行おうと思ってます。


知らないでは済まない、マンション遮音の話

今回のブログは専門的で少しマニアックなお話ですが、マンションリノベーションを考えてる方には とても大切なお話です。

 

『遮音のお話』の実際の工事ブログはこちら

 

マンションの遮音等級は以前まで、「LL等級」・「推定L等級」で表示されていましたが、2008年以降『Δ(デルタ)L等級』で表示されるようになりました。(メーカーカタログ等では、各社の判断により併記されています。)

以前の推定LL等級は遮音フローリングの試験環境が実際に建っているマンションの状態と異なっていて、生活実感との差が出やすく 測定方法の特性によりばらつきも出やすいとの指摘がありました。

それを実際の物件に則した試験方法に変更し、基準を厳格化させたのです。

2008年に、新規格になりました。
管理規約も推定L値のままになっているところがほとんどです。

もう10年以上前に変更されたのですが新基準を知らない業者も多く、加えて間違った施工方法で工事を行っている業者もおり、工事後に近隣住戸と騒音トラブルを起こしている事例も少なくありません。

 

またリノベ工事をする時に、「既存の床は旧等級LL-45だからその上に新しいフローリングを重ねて張っても大丈夫だ」とつい考えがちですが、実際には性能が著しく低下することが実験で確認されています。
これは、遮音フローリングはクッション材と切れ目を入れることで遮音性能を確保しているので、重ね張りすることで その効果を弱めてしまうためです。

リノベーション工事後に騒音、振動が以前よりも大きくなり近隣住戸の方と裁判に発展した事例(👈クリック!)もあります

 

マンションの床の遮音性能は、管理規約に定められていることが多く(全てのマンションではありません)リノベーション、リフォームする場合これに準じた施工をしなければなりません。

マンション用フローリング。
切れ目、クッション材の柔軟さで遮音性能を出します。
カミヤスタイルのマンションフルリノベーション物件は新基準JIS規格ΔLL-4基準の遮音性能が確認されている部材、施工方法です。

 

カミヤスタイル、実際のリノベーション物件。
二重床ジャストフロアー

カミヤスタイルの公式LINEが出来ました。
最新情報の配信、見学のお問い合わせができます✨
登録後、見学のご希望の方はメッセージを送って下さい。
インスタグラム @kamiya_style でも情報更新しています🍀