初回訪問の打合せ前、準備しておくことなど書いてみました。

ここからは前回の続きで次のステップ、木のマンションリノベ進めて行きたいという方のお話になります。

初回訪問の前には必ず事前にマンションの竣工図、マンションの管理規約をお送り頂くようお願いしています。

図面、管理規約をいただく理由は事前に間取りを知っておくことでお客様のお部屋を理解し、お客様との意思疎通をスムーズにすること。そして、管理規約には改修時の厳守しなければならないことが記載されているので、それを確認したいためです。

管理規約には床防音の仕様、工事可能な曜日や時間、工事を行う場合管理会社に事前提出しなければならない書類などが記載してあります。

お客様もリフォーム、リノベーション検討時以外にまず見ることがないので「こんな規約あったんだ」と言われる方がほとんどです。

ですのでこれらのことを事前にこちらで確認し、工事の際に守らねばならない事をお客様にお伝えさせていただきます。

特に気をつけなければならないのが床の遮音に関することです、以前のブログをリンクしておきます。

 

ブログ 木のマンションリノベーション 〜大切な遮音(二重床)の話〜

 

当社お客様の実際の規約 お住まいのマンションによって内容は違います(個人情報は消してあります)

 

また、そういった事前情報は概算のお見積もり、リノベーション計画案のご提案の場合にも必要となります。

次に※竣工図面との照合をする作業となります。

※竣工図面とは(契約後に発生した設計変更などを反映し、竣工時点の建物を正確に表した図面。一般的には、平面図、意匠図、構造図、電気配線図、設備図などが「竣工図面一式」となる)

事前に竣工図面を見ておくことで、マンションリノベーションの計画上重要となるPS(パイプシャフト=排水口)梁や柱の位置も確認できます。

マンションリノベはPSの位置、数でプランの自由度が変わるといっても過言ではありません。

フルリノベをご希望されるお客様は住まいで暮らしを変えたいという方々ですので、大幅に間取り位置の変更にトライすること多くなります。その際にPS位置はとても重要なので訪問した際には、必ず現地で確認します。竣工図面と現状が一致しないケースも少なくないからです。

また、柱や梁の大きさについても同様です、天井内に隠れている梁などもあるのでもちらも図面や現地で位置を確認します。

実際の梁の大きさや位置は天井高を決める要素の一つとなります。

建築物の柱梁のことを躯体といいます(マンション場合本体のコンクリート部分のこと)その躯体の状態を見るのに最適なのが、ユニットバスの天井点検口です。

ユニットバス点検口から見た写真、このマンションは躯体がとても綺麗で丁寧にコンクリートが打ち込まれているのがわかります。(城下町ベジタブルベース)

 

他にも換気扇の排気口の位置、数、大きさなど。

特に排気ダクトの取り回しはキッチンの場所決めするのに大きく影響します。

「城下町ベジタブルベース」お客様宅では、キッチンの排気口が竣工図の記載位置と実際の位置とが違っていました。

図面では南のバルコニー側に記載があるのに、実際は西に排気口がありました。

この場合位置が違うと排気経路が変わってきます。

キッチン換気扇の排気ダクトはトイレ、お風呂、洗面よりも直径が大きいのでこれを天井内に納めないといけません。

梁に穴を空けて貫通させるのは、建築時のコンクリート打ち込み時のみです。
梁に穴を空けてダクトを貫通させることができるのは、建築時のコンクリート打ち込み時のみです!間違ってもリノベーション中に穴を開けてはいけません。

 

 

このように、マンションリノベーションではまさかと思うことが多々あるものです。図面は参考程度で見ておいて、必ず現地での確認が必須なのです。

ここまでが初回に訪れた際にお客様とお話する内容、現場での確認事項になります。

実際に初回の打ち合わせ、概算見積もり提出までの間にどんなことをするのか、お知りになりたい方のために書いてみました。

次のステップ、有料プラン依頼を頂いた場合には再度お伺します。その際にはもっと詳細にマンション内部の撮影や測定をしていきますが、その話は次回に続きます。