【木のマンションリノベーション】有料のプランってどんなことをするのか知りたい!そんな方に向けて書いてみました。

はじめに

 

今回は具体的にマンションリノベーションを進めていきたい、有料のプラン提案は何をするのかの知りたい。

 

そんな方に向けたブログになります。

 

以前のブログを先にお読み頂いてからの方が、リノベーションの流れをより理解して頂けると思います。

 

よろしければ以下も併せてご覧下さい。

 

今回解説する物件の完成写真です。

 

→マンションリノベーション 初回訪問の話 

→マンションリノベーション 初回訪問の話のつづき

 

図面の縮尺による情報量の違い

ベジタブルベース竣工図、緑の枠が下の図面部分(1/100縮尺 図面 before)

初期手描き提案プラン(1/100縮尺図面 after)

 

城下町ベジタブルベース キッチン周り 有料プラン(1/50縮尺図面 after)

 

城下町ベジタブルベース キッチン周り 有料プラン(1/20縮尺図面 after)

 

同じ場所の図面でも、比べると一目瞭然。縮尺で情報量が大幅に変わります。 

 

プラン設計の為にすること

 

プラン作成のお申込みを頂くと、図面を作成する為にリノベーションを計画しているお部屋の詳細な実測を行ないます。

天井梁の測定中。家中を測り詳細な図面を作成します。

部屋の大きさを正確に把握しなければ、部屋を最大限に活かしたプランを作成できませんよね。

 

解体するとわかること

 

マンションの内装は躯体(コンクリートの梁や柱)、パイプシャフトの周りの空間をかなり余裕をもって造られていることが多いです。この余裕は、工事完成後の生活段階では「デッドスペース」となります。

パイプシャフト(排水菅)周り、このくらい余裕をもった空間が至る所にあります。(当社施工物件解体時撮影)

 

マンションを買う側としては少しでも部屋の面積を広くしてほしいはずなのに、どうしてそんな空間があるのでしょう? 

 

竣工図で見て頂いたように古い住宅の工事図面縮尺は1/100の場合が多く、この図面に詳細な設計情報を落とし込むことはかなり難しいのです。詳細な図面が無い現場で緻密に内装を造ることはできず作業は職人に任せたものにならざるを得ません。

 

大まかな図面ですので職人は取付ける設備を確認して、ある程度スペースに余裕を持たせて造ります。その方があとの工程でトラブルがあった場合(狭くて設備器具などが取付られないなど)対処し易いのです。

 

職人の技量にかかわらず、工事を進めるためにも必要な余裕なのです。

では「図面を詳細にして細かい指示を盛り込んだ図面にすればいいのでは?」

 

そうすると、部屋毎の誤差の調整をどうするかを判断したりする手間も時間もかかります。マンションのような集合住宅は、同じ住戸を数多く同時進行で造るので出来るだけ現場で考えることを減らして、スピードアップできる方が供給側としては都合がいいのです。

 

有料のプランはお客さまがワクワクするような見える化

 

無駄なスペースなどを無くして、部屋の持ち味を最大限に活かしたリノベーションプランを実現する為にはどうしたら良いのでしょう?

 

それは図面精度を上げたプラン設計をすることです、そうすれば必要最小限の余裕寸法で細かな納まりを指示できるのです。

 

有料プランでは平面図で把握しにくい造り付けの家具部分は、縮尺を拡大した図面と共にパース図(立体図面)も作成します。

 

パース図面では、視覚的に他の部分との関係性も明確に表現されます。お客様も現場の作業者も、より深く図面内容を理解できることが良いところです。

また、図面がより正確になり、詳細な御見積もり作成が可能となります。

 

キッチン周りパース図面。有料のプランではこのような図面を各場所ごとに作成します、一番上の写真になります。

 

図面が詳細なものになり具体的な形として見えるようになってくると、お客様がリノベーション後の想像できるようになってもらえるようになります。

 

プランの提示をした時のお客さまのワクワクした顔や、その時に「わっ!こんなになるんだ。」との驚きの声を聞いてプランのご説明を差し上げているときは、こちらもそのお顔を見てワクワクさせて頂いているものなのです。

 

今回はカミヤスタイル有料プランのお話しになりました、少しでもマンションリノベの流れをイメージして頂けましたら幸いです。

 

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